調べてみよう 水   水質検査をしてみよう!

2.水辺へ行こう 水のとり方と水の観察のポイント

@水の観察 なかまといっしょに計画をたてて、やりましょう。

川の周りを観察して記録用紙に書いておきましょう。観察日、観察時間、観察者、観察地点の記入も忘れずに!

     川はば 水の流れ方 川底 水の色 におい 泡・ゴミ・油 動物・植物 岸辺のようす など

A水をとる 
  浅いところなら長ぐつで入り、川の真ん中辺りの水を採ります。
  深くて入れないところは柄つきのひしゃくで岸から採ります。
  橋の上から採るときは、ひも付きの空き缶やバケツを投げ入れる方法が便利です。
  川の真ん中の水を採るというのは、川に流れこむ水や排水路の水の影響をさけるためですが、必ずしも真ん中でなければならないということはありません。

 岸から採るときは水に落ちないように足下に気をつけましょう。 
 
橋の上から採るときはそこを通る車にも気をつけましょう。 
 橋の上から体を
のりださないこと。  物を投げないこと。 
 橋の下で釣りなどをしている人の迷惑にならないようにしましょう。 

 水をくむときのポイント

共洗いすること・・・ 
共洗いというのは採水用具や採水びんを採水地の水で2,3回すすぐことです。
●水を持ち帰るときは・・・ 
・採水びんに空気が残らないように、びんの口までめいっぱい水を入れてふたをします。
・採水地点の番号を記入しておきましょう。
●びんに入れるときは・・・
・ろうとを使うと便利
・あふれるように入れましょう

B水温をはかる
  
水温も川を知る上で、とても大切な情報です。

 水温のはかるときのポイント

温度計を水中に入れたまま、直角にめもりを読みます。 
温度計を水から出すと温度が少し下がるので注意すること

C水のにごりぐあいをはかる
  
透視度計
を使って水のにごりぐあいをはかってみましょう。
   @ペットボトルの透視度計に水を入れる。
   A上から見ながら、少しずつふたをゆるめて、水を落としていく。
   B二重線が見えたところでふたを閉める。
   Cそのときの水の高さを読み取る。

 透視度をはかる

・直射日光をさけて、日かげではかりましょう。
・採水してその場ではかる方が正確に測れます。時間がたつとにごりの原因物質が分解されてしまいます。
・透視度計がゆれると二重線がよく見えません。静かに水を落としていきましょう。

透視度と透明度のちがい

・透視度・・・水のにごりを数字で表します。採水した水ではかります。

・透明度・・・水の澄みぐあいを数字で表します。深い川、湖などに白い円板を沈めていって見えなくなる深さをメートルで表します。


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