調べてみよう 水   水質検査をしてみよう!

1.やさしい水のしらべかた しらべる項目と準備する道具

@しらべる項目 いつでもだれでも参加できて、長く続けられる項目を選びましょう。

しらべる項目

ポイント









@水や川の周辺の状況 
 ・川のにおい、色、にごり を観察して記録
 ・川はば、水の量、流れの様子、ゴミの有無など   を観察して記録

A水温
Bにごりぐあい 透視度
CpH 水素イオン濃度 酸性か中性かアルカリ性かがわかる 
DCOD 化学的酸素消費量 水のよごれぐあいがわかる
E亜硝酸性窒素 水の中の窒素のようすがわかる
  Fアンモニア性窒素 家庭排水のよごれがわかる
G硝酸性窒素 水の中の窒素のようすがわかる
Hリン酸性リン 水の中のリンのようすがわかる

A水をとるための道具 
  まず水をくまなければなりません。 これを採水といいます。採った場所は採水地点といいます。

水をくみとる用具 たくさんくむ場合

・200〜1000ミリリットルの水が入る容器なら何でもよい。
空き缶やバケツ、ペットボトルなどをきれいに洗い、ひもをつけておこう。 

水をくみとる用具 少しくむ場合

 なくてもいいけどあると便利だよ。
・柄のついたひしゃく
・柄のついたカップ
・ろうと

ふたつき容器

 水を小分けして運びます。
・ガラスびんでもポリびんでもよい。
 ペットボトルも便利。
 洗剤を使わずに、よく水道水で洗おう。
 ふたと容器に同じ番号をつけておく。
 採水地点の数より多めに用意しておこう。

コップ

 水を小分けしてパックテストで使います。

B温度をはかる道具
  
水温も川を知る上でとても大切な情報です。
 たとえば水温が高いときは、水草の活動が盛んで酸素をたくさん出してくれています。
 また、せまい範囲で水温が高いときには、お風呂のお湯や工場の排水が流れこんでいる場所かもしれません。

 温度計 ・・・50℃まではかれるもの。室温計でもよい。
      できれば気温をはかるものと水温をはかるものの2本を用意する。

C水のにごりぐあいをはかる道具
  
水のにごりぐあいをはかる道具を、透視度計といいます。
  透視度計は買うと高いですが、ペットボトルなどでかんたんに作れます。

ペットボトルで透視度計を作ってみる

材料
@ペットボトル500mlのもの・・・3本(ふたは1個でよい)
A牛乳パックなど水に強い白い紙   (ふたの大きさでよい)
B水に強い粘着テープ (100円ショップで売っている)
C手芸用の巻き尺 (いらないものでよい。100円ショップでも売っている)

道具は・・・・はさみ、カッター、油性の細いマジックペン、ものさし

 

D記録用紙
  
記録用紙のサンプルです。印刷して使ってみてください。 word版   PDF版

Eパックテストの準備
  パックテストは以下から手に入れます。
     合同出版  http://www.godo-shuppan.co.jp/tool.html

F服装やもっていくもの
  ●服装  季節、場所によって適当でよい。長そで、長ズボン、長ぐつがおすすめ。

   ●地図 採水地点がわかるもの

   ●ポリ袋 ゴミや使い終わったパックテストを持ち帰るため

   ●時計 採水した時刻を見る。パックテストの時間を計るには、秒がわかるものがおすすめ。

   ●筆記用具

   ●その他あったらいいかな  カメラ、手袋、水深を測る棒、ルーペ、タオル、など


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