締切堤防が干拓地の生命線とすれば、内灘や津幡、金沢の各ポンプ場は干拓地の心臓であり、幹線、支線の各排水路は血管といえる。1,300ヘクタールの広大な土地を守る三ヶ所のポンプは、力を一つにしなければならないが、この時、頭脳の働きをするのが集中制御である。 この頭脳は、津幡ポンプ場の中に設けられ、雨の降り具合や、排水路の水位の情報を集め、各ポンプに運転の命令を与えるのである。
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