堤防と放水路の工事
河北潟干拓のカナメは、砂丘地を切り開く放水路と、干拓地の締切堤防である。
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正面堤防、東部承水路1号堤防は、潟底の土 |
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広さが 23平方キロもある河北潟に、舟をこぎ出すと、自分がどのあたりにいるのか、見当もつかなくなる。
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水面下のどろや砂をさらって取り除くことを浚渫という。ポンプ船の正式な名前はポンプ浚渫船で別名サンドポンプ船ともいう。水中に突き出したカッターを、土の中に押しこんでグルグル回す、と同時にそのどろ水を強力なポンプで吸いこむ。吸いこんだどろ水はパイプではき出されるが、このパイプを何本もつなげると、かなり遠くまで送れる。 このポンプ船は、日本海から大野川を通って潟に入るが、途中に橋などがあって、あまりに大型のものは入れない。右上の写真は、河北潟で活躍した600馬力のポンプ船で、1年間、1,800,000立方メートルの能力をもっている。
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ジェットポンプがくずした砂丘の砂をポンプ船で掘って吸い上げる。 |
ポンプ船が掘った砂をサンドローダーで土運搬船に積みこむ。