日本の干拓
もともと干拓は、大量の土砂で一時に作られるうめたてと違って、少ない土砂で堤防だけを築き、その中を干しあげる。そして、海底や湖底、潟底の肥沃な土地をそのままの姿で利用する、いわば「第二の自然」を作り出すものである。
日本の国内で、国の事業として行われ、既に完成しているものは、約32,000ヘクタールに達している。石川県の邑知潟や加賀三湖も含まれているが、出来上った干拓地の中に入ってみると、かつて、水面下にあった土地とはとても信じられない。
現在工事中の国営干拓は全国で6ヶ所あるが「河北潟干拓」の完成で、5ヶ所になる。なお、昭和33年以来、新しい干拓の計画は生まれていない。
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