河北潟の周りで見られる鳥



休耕田に集まる鳥

減反政策、鳥害対策のためにところどころに休耕田があります。ここにはゴカイやヤゴ、水草など鳥のエサになるものがたくさんあり、たくさんの鳥が集まってきます。
ケリやコチドリなどのチドリ類、コサギ、チュウサギ、ダイサギなどのサギ類、カルガモなどカモ類の姿がよく見られます。

カルガモやダイサギ、遠くにケリが見えます。津幡町潟端

タゲリ


名は田のケリ、とあってもチドリの仲間です。
ケリよりもやや小型で、全長32センチ。キジバトくらいの大きさで、頭に長くピンとはね上がった黒い冠羽(かんう)があり、背中が金属のように光るこい緑色であざやかです。飛ぶと腹と翼の下面の白さが目立ちます。
冬鳥として北方から渡って来て、冬の田んぼの刈りあとや湖沼に群れをつくっています。飛ぶときは丸みのあるつばさをフワフワとはばたかせ、白と黒の模様をあざやかに浮き立たせます。湿地を歩きながらえさをとり、ミミズ、貝類、草の実などをえさにします。
 群れで飛翔、田んぼに着地。金沢市才田町
 地面を足でトントン、出てきた虫をパクッ!。津幡町潟端

ケリ


 繁殖期(3月から7月頃)にはその名のとおり、ケリッ、ケリッとはげしく鳴きながら敵を追いはらう大型のチドリ類。キジバトよりやや大きく、足が長い。くちばしは黄色くて先が黒く、足も黄色い。とまっているときは上面が灰色の地味な鳥に見えますが、飛ぶとつばさと尾に黒と白のあざやかなもようが現れます。 中部地方を中心とする本州に分布し、北方のものは冬は暖地に移動します。水田、川原、牧草地などに生息します。外からの敵に対して集団で防衛を行います。

休耕田を歩いてエサを探す。津幡町潟端 
田んぼに着地。白と黒の翼が見える。津幡町舟橋
警戒の声を出しています。干拓地内の麦畑 
歩きながら警戒の声を出しています。干拓地内の麦畑
鳴きながら飛んで着地。白と黒の翼が見える。干拓地内の麦畑 

オオソリハシシギ


長いくちばしを根元まで泥にさしこんでゴカイを探る大型のサギ類。くちばしが上向きに反っています。オスの夏羽は上面は黒褐色で肩羽などに赤褐色の羽縁があり、下面は全体に赤褐色で班がありません。飛ぶと腰が三角形に白く、尾は淡色に見ええます。メスはオスより一回り大きく、くちばしも長く、夏羽では顔から胸が淡い赤褐色を帯びます。冬羽は雄雌とも上面が黒褐色と灰褐色の班、下面は淡褐色で胸から腹に褐色の縦班があります。旅鳥として全国に渡来します。

田んぼで休む。あくびをしたりブルブルしたり。津幡町舟橋
シャキーンと音が聞こえそうなくちばし。津幡町舟橋
みんなであぜ道を上ります。あぜの上にはチュウシャクシギ。津幡町舟橋


ハマシギ


 秋冬には冬羽が、群れで見られます。全長21センチ。ムクドリより小さく、くちばしが長くて、わずかに下に曲がっています。夏羽は背面が赤みを帯びて、腹部に大きな黒いまだら模様が出ます。冬羽は背面が褐色を帯びた灰色です。飛ぶとつばさの下面の白さが美しく川面に映えます。
旅鳥として全国に渡来しますが、本州以南の干潟で多くの個体が越冬します。冬の潟で数百羽が密集した群れで飛び、みごとにそろった方向転換を見せます。

雨の中、田んぼでエサを探す。津幡町舟橋
たくさんいます。干拓地のレンコン田
 
イソシギ

チーリーリーと細くてすんだ声で鳴きながら、川面を低く飛ぶ小型のシギ類。九州以北の河原などで繁殖します。くちばしは短く、足は灰緑色。肩に食い込むような白い部分があるので見分けられます。川や湖沼に生息し、岸辺を歩き回って、昆虫などの小動物を捕らえます。
なぜかいつも尾を上下にふっています。

なぜか尾を上下にふっています。中央排水路



チュウシャクシギ


 一般に海岸や干潟(ひがた)で多く見られる旅鳥です。全長約42センチ。キジバトよりかなり大きく、ユリカモメとほぼ同じ大きさの大型のシギです。頭の約2倍の長さがある下に曲がった長いくちばしが特徴です。頭に黒褐色の頭側線(とうそくせん)があり、足は青みがかった灰色です。

田んぼのあぜ道から飛ぶ。鳴き声。金沢市才田町
田んぼのあぜに上がる。オオソリハシシギと一緒にいた。津幡町舟橋。4月
片足で立っている。津幡町舟橋。5月
何かついばむ。津幡町舟橋。5月
口を開ける。目をパチパチ。津幡町舟橋。5月

 


タカブシギ

休耕田からピッピッピッと鳴いて小群で飛び立つ中型のシギ類。足は長めで黄色く、飛ぶと指が尾の先を超えて後に出る。眉斑が明瞭で目の後まで続く。上面の白斑が大きく密で全体に黒と白の斑模様に目る。尾の先の黒い横斑の幅がせまく、尾全体が白っぽく見え、翼の下面が白い。旅鳥として全国に渡来するが、秋のほうが渡来数が多い。水田、休耕田、川岸など内陸の湿地を好み、干潟にも現れる。

5月。きょろきょろレンコン田でエサを探す。干拓地内
5月。きょろきょろレンコン田でエサを探す。干拓地内
9月。羽の手入れ? 津幡町潟端
9月。エサを探す2羽。津幡町潟端


タシギ


全身が淡褐色で、黒褐色の複雑なまだらもようがある中型のシギです。顔はクリーム色と黒のしまもようがあり、背中にはクリーム色のV字があり、くちばしはまっすぐで長く、飛ぶと羽の先に白い線が出ます。尾羽には赤褐色の部分があります。冬鳥として渡来し、水田、川岸、湿地などの草むらにいますが、ジェッと鳴いて飛び立つまで気づかないことが多いです。

きょろきょろ、ジーっと何かを見つめる。津幡町北中条
走る走る走る、すわる。津幡町北中条
田んぼで歩く。津幡町北中条

 


オオハシシギ


 まっすくで長い黒いくちばしをもった中型のシギ類で、くちばしはからだの大きいメスでは7〜8cmの長さがある。体はムクドリ大で、夏羽では頭から下面が赤褐色で、顔から胸には細い縦班、脇には黒い横班がある。上面は赤褐色と黒と白の班模様があり、飛ぶと腰が三角形に白っぽく見える。足は黄緑色。冬羽では上面が比較的一様な灰褐色で、黒く細い軸班がある。まれな冬鳥として渡来し、水田、休耕田、湿地、埋立地の水たまりなどに生息する。

かゆいぞ。 干拓地内中央排水路
ちょいとごめんよ。 干拓地内中央排水路


ツルシギ


 田植前の水田からチュイッという声を残して飛び立つ黒い中型のシギ類。冬羽は上面は灰褐色で白い羽縁があり、下面は灰色で腹部の中央は白い。夏羽では全体が黒く、背の羽には白い羽縁がある。写真は冬羽。
 くちばしは細くて長く、上が黒く下が赤。足は長くて赤い。飛ぶと腰が三角形に白く、尾羽も白っぽい。
 旅鳥として全国に渡来するが、春の渡りに個体数が多く、早春から水田、蓮田など内陸の湿地で群れが見られる。

雨の中田んぼでエサを探す。津幡町川尻
田んぼのあぜ道を歩く。津幡町川尻
レンコン田でえさを探す。2羽。干拓地内
レンコン田でえさを探す。なんともせわしない3羽。干拓地内
レンコン田でえさを探す。ちょっと大きめ。干拓地内
レンコン田でえさを探してうろうろ。干拓地内


コハクチョウ

 オオハクチョウより一回り小さく、体は白色をしていて、黒いクチバシに黄色い模様のあるのが特徴です。オオハクチョウはよく似ていますが、オオハクチョウはクチバシの黄色い模様が大きくて鼻の穴まであり、三角形をしているので区別できます。
また「コホ、コホ」または「コオ、コオ」と、オオハクチョウよりも細い声で鳴き、慣れると鳴き声だけでオオハクチョウと区別することができます。
 水草や田んぼに残る落ち穂などが大好きです。灰色のものはまだ幼い鳥です。
 11月中旬になると、日本で越冬するため遠い北極圏から飛んできます。
集団で歩いて移動。灰色の幼鳥がよく見える。津幡町舟橋
強風の中、羽づくろい。津幡町舟橋
すべるように田んぼへ着地。みんなでダンス?津幡町舟橋
河北潟の湖面に浮かぶ。森下川河口。金沢市才田町
湖面に浮かぶ。上品に泳ぐ。 森下川河口。金沢市才田町

クロヅル

 河北潟ではめったに見られませんが、2002年11月コハクチョウの群れの中に1羽確認され、新聞でも報道されました。
ふつうはもっと暖かい九州などで越冬します。

田んぼで羽を広げる。津幡町舟橋
羽づくろい。コハクチョウと大きさが比較できる。津幡町舟橋


トビ
ピーヒョロヒョロピョロと鳴き、飛びながら鳴くことが多いです。地上や水面にえさを見つけると、急降下して足でさらいます。主に死肉を食べますが、ネズミ、ヘビ、カエル、ミミズ、鳥などの生きている小動物も食べます。ゴミの処分場に多数の個体が集まっていることも多いです。
三味線のバチのような尾が特徴で、尾の先の中央がへこんだ凹尾であることですぐトビであることがわかります。

電柱から見下ろす。干拓地内
畑から飛び立つ。干拓地内
飛翔。ソアリング(輪をかいて上昇)。干拓地内

ノスリ
ノスリは、トビよりもひとまわり小さい猛禽類です。飛んでいるときには、翼の下や腹が白っぽく見え、尾羽が扇形に広がっています。北海道から四国にかけての山地に生息する留鳥で、マツ林などに巣を造ります。
冬には、雑木林や農耕地の上空を飛んでいる姿をよく見かけます。主な食べ物はネズミ類で、発見すると急降下して捕まえます。電柱や木の枝にとまっている姿がよく見られます。

エサはネズミ。干拓地内
木に留まる。脱糞の瞬間! 干拓地内
電柱に留まる。顔のアップ 干拓地内


チュウヒ
 チュウヒは、つばさと尾羽がほっそりと長い、トビより少し小さいスマートなタカです。「湿原のタカ」といわれるように、湿地周辺のヨシ原や干拓地などの環境に好んですみます。
 つばさをV字型に保ってヨシ原の上を低く滑空し、獲物を探すのが特徴で獲物を見つけると尾羽で急ブレーキをかけ、浅いV字型に保っていたつばさを上げて垂直に舞いおりる姿は実に機敏です。獲物は野鳥やネズミ、カエルなどですが、つかまえた獲物はその場で食べず、お気に入りの場所(調理場)へ運んでからゆっくりと食べます。
 国内に生息するタカの仲間のほとんどは生息環境の破壊などで、危機的な状況におかれていますが、チュウヒも生息数が非常に少ないため環境省が作成した「レッドデータブック」では絶滅危惧種2類に指定され、生息環境である湿地の保全など早急な保護策が望まれています。

 飛翔、急降下、そしてトビと戦う。カッコいい!。干拓地内
 飛翔。2羽。湖北大橋付近
 飛翔。V字がよくわかる。 湖北大橋付近
 夕空をバックに飛翔。ただしたった3秒。湖南大橋付近  

チョウゲンボウ
 本州で繁殖する他、冬鳥として全国に渡来します。全長は、約35cm程度で、長い尾をもっています。雄は、背が赤褐色で、尾が青灰色。雌は、褐色で翼の先がとがっています。はやくはばたき、体を斜めにしてホバーリング。そこから急降下して、ネズミや昆虫類を捕まえます。ハヤブサ科でホバリングするのはこの鳥だけだそうです。


 電柱に留まる。フンッ!  湖南大橋付近
 ホバリングから飛翔。 湖北大橋付近
 電柱に留まる。エイヤー  湖南大橋付近
 


キジバト

 デェデェーポッポーと鳴きます。地上に下りて歩きながら、落ちている種子、果実などをついばんで食べます。豆類やむかごなどを好み、豆畑やナガイモ畑によく下りて、しばしば豆畑に被害をおよぼします。低木の小果実もよく食べ、枝の上でゆっくりと近づき、くびをのばして、ときには逆さになったりして、くちばしでくわえてむしりとり丸のみにします。主として植物食ですが、昆虫やミミズなどの動物質も食べます。 

 エサを探して歩く。干拓地内



ムクドリ
 体長24cmで大きさの基準になる野鳥の一つです。全体に黒褐色で、くちばしと足がだいだい色、腰と尾の先は白です。顔の白い部分は個体差が大きく、オスの成鳥ではくっきり白いけれど若鳥ではぼんやりしています。 人里近くにすむ鳥で、水田、畑、果樹園など人の手が入っている環境に多く、乾燥している場所を好む傾向があります。地上を歩きながら、草の根のあたりやかれ草の間から昆虫を探してえさにしたり、木の実も好んで食べます。 ジャージャー、ギュルギュルなど色々な声を出し、春先には複雑な声でさえずります。冬は数千羽でねぐらを形成します。
エサを食べる。湖南大橋近くの休耕田 
みんなで水浴び。湖南大橋近くの休耕田
出たり入ったり。干拓地内。牛舎の屋根 
コチドリ
 全長16センチ。スズメより少し大きく、目の周りの黄色い太い輪(アイリング)が目立ちます。ピオ ピオ、ピューピィーと鳴きます。水辺に多く、砂泥地や小石の多い場所を好みます。
砂地を急速に走って急停止し、思いがけない方向にくちばしをつき出して虫をとり、走る方向を急に変えて進むので、ジグザグに進むように見えます。ぬれたどろの表面を片足でたたいて虫を追い出して食べることもあります。
植物がまばらで裸出土の多い荒れ地などで見られ
植物がしげりすぎると見られなくなります。
危険がせまると擬傷行動をします。
エサを探しながら歩く。近くの休耕田

ヒバリ

 ビルッとかビュルッとか鳴きます。飛びながら、複雑に良く通る声で鳴きます。地上を歩きながらえさをあさり、草の実や昆虫をついばみます。非繁殖期には河原の土手など、かわいた場所で草の実を食ペます。ヒーイチブヒーイチブ リトルリトル(日一分日一分利取る利取る)というふうな聞きなしがあります。

激しく羽ばたきながら飛ぶ。鳴き声。干拓地内 
エサを探す。ミミズ見っけ! 干拓地内



ドバト
 人工建造物の屋根裏などの、安全な場所に巣をつくります。日本ではほぼ全国に分布します。ユーラシア大陸に分布するカワラバトから家禽(かきん=家で飼い、肉や卵を取るために飼う鳥)としてつくられたもの。最近では、ハヤブサ、オオタカなどに食べられるケースが目立っています。


群れています。酪農団地。牛舎の屋根


スズメ
 チュッ チュッ、チュンチュンと鳴きます。チリッチョン チリッチョンなどとさえずったりします。
繁殖期は2〜9月で、年に数回繁殖します。番(つがい)の形成は3〜4月頃。オスは巣の周りを守り、近くでメスを呼びます。メスが来ると追ったりして、ディスプレイをし、そこへオスたちが集まり、グループディスプレイになります。
巣づくりは共同で行い、人家の屋根やかべのすき間、木の穴などでわらくずで直径10cmほどのものをつくります。産卵数は4〜8個で1日1卵ずつ産卵します。卵は交互にだき、約13日で巣立ちます。巣立ち率は50%くらいです。
大群です。鳴き声やかましい。冬の休耕田
ちょっとアップ。鳴き声もっとやかましい。冬の休耕田
一羽だけ。干拓地内


オオヨシキリ

  春から夏にかけてヨシ原でギョギョシ、ギョギョシ、ゲジゲジゲジとそれこそ仰々しくやかましい声が響きます。
スズメよりふた回り大きく、体色はウグイスににていますが、ややほっそりしています。
夏鳥として九州以北に渡来し、川原、池沼、湿地、休耕田などのヨシ原で繁殖します。
やかましくさえずっています。
モズ

  秋が近づくとこずえや電線にとまってキイキイキイ・・・とするどい声で高鳴きをする鳥です。太く黒い眼線と淡色の眉斑があり、頭部は赤褐色で、背中は青灰色、下面はわきが橙褐色で中央は色が淡い。
北海道から九州に分布し、北方のものは冬は南方に移動します。冬には雄雌とも1羽ずつ縄張りをもって生活し、とらえた小動物の一部を枝などに刺して「はやにえ」を行います。

 木にとまる。干拓地内12月
 木にとまる。盛んに尾をふる。干拓地内12月
 木にとまる。鳴き声はヨシキリ。野鳥観察舎5月
 木にとまる。鳴き声。野鳥観察舎5月
 木にとまる。2羽。野鳥観察舎5月

ハシブトガラス

  ハシボソガラスより少し大きく、全身が黒く、羽には緑や青のかすかな光沢があります。ハシボソガラスとは、くちばしが太く、額からくちばしにかけてはっきりした段があることで区別できます。鳴き声は、カーカー。
留鳥として全国に分布し、平地から山地の森林に生息するほか、市街地に多く見られ、農耕地周辺に多いハシボソガラスとのすみわけが見られます。他の鳥の巣をおそうので、カラスが増えると小鳥類がおびやかされます。
河北潟周辺では人間の出すゴミなどをエサにして、個体数がものすごく増えてきています。

木に留まって鳴いています。 食肉センター裏

ハシボソガラス

  体長約50cmで野鳥の大きさの基準になる鳥の一つです。全身が黒く、羽には緑や青のかすかな光沢があります。くちばしは細めで、額からくちばしにかけて段がないことでハシブトガラスと区別できます。ガーガーと激しく鳴いて縄張りを主張するときに頭を上下させ、尾を上下させる点でもハシブトガラスとは区別できます。
留鳥として九州から北海道に分布し、農村集落を中心に生息します。 
松ぼっくりを食べる。干拓地内
何かほじくっている。干拓地内


コクマルガラス

  体全長約33cmで、九州を中心にした西日本に冬鳥としてやってきます。数は多くありません。ハトほどの大きさで、くちばしは小さめ。体に白色部分のある淡色型と全身黒色の暗色型とがいます。淡色型はえりと腹が白く、これらはつながっています。写真は淡色型。
畑や水田といった開けた環境にすみ、ミヤマガラスの群れにまじって見られることが多いです。。
キャーキャーやカシャカシャと鳴きます。 

木に留まる。白いベストを着たみたい。干拓地内
木に留まる。白色型と黒色型。 干拓地内
木に留まる。鳴き声が聞ける。 干拓地内


ミヤマガラス

  体全体が黒。くちばしは細く根元の部分は皮膚が露出しています。日本に冬鳥としてやってきます。
声はガー、ガーと濁ってハシボソガラスに似ていますが、ややか細い感じがします。群性が強く大きな群れになると数百羽にもなるようです。

電線に留まる。干拓地内
電線に留まる。キョロキョロ。 干拓地内
電線に留まる。ガーガー。 干拓地内


オナガ


  体はムクドリ大ですが、それより長い尾をもちます。全体が灰色に見え、頭上は黒く、つばさと尾には青みがあり尾の先は白いです。留鳥として中部地方より東の本州に分布します。
人里近くに生息し、屋敷林や公園の立木で繁殖します。主に小群で行動し、繁殖期には数つがいが近くに巣を作って、外敵に対して集団で防衛します。
 
電柱のてっぺんに留まる。鳴き声干拓地内
群れています。干拓地内
地上に降りてます。かなりアップで撮れました。干拓地内