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トビ
ピーヒョロヒョロピョロと鳴き、飛びながら鳴くことが多いです。地上や水面にえさを見つけると、急降下して足でさらいます。主に死肉を食べますが、ネズミ、ヘビ、カエル、ミミズ、鳥などの生きている小動物も食べます。ゴミの処分場に多数の個体が集まっていることも多いです。
三味線のバチのような尾が特徴で、尾の先の中央がへこんだ凹尾であることですぐトビであることがわかります。
電柱から見下ろす。干拓地内
畑から飛び立つ。干拓地内
飛翔。ソアリング(輪をかいて上昇)。干拓地内
電線に留まり、日光浴中。干拓地内
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ノスリ
ノスリは、トビよりもひとまわり小さい猛禽類です。飛んでいるときには、翼の下や腹が白っぽく見え、尾羽が扇形に広がっています。北海道から四国にかけての山地に生息する留鳥で、マツ林などに巣を造ります。
冬には、雑木林や農耕地の上空を飛んでいる姿をよく見かけます。主な食べ物はネズミ類で、発見すると急降下して捕まえます。電柱や木の枝にとまっている姿がよく見られます。
エサはネズミ。干拓地内
木に留まる。脱糞の瞬間! 干拓地内
電柱に留まる。顔のアップ! 干拓地内
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チュウヒ
チュウヒは、つばさと尾羽がほっそりと長い、トビより少し小さいスマートなタカです。「湿原のタカ」といわれるように、湿地周辺のヨシ原や干拓地などの環境に好んですみます。
つばさをV字型に保ってヨシ原の上を低く滑空し、獲物を探すのが特徴で獲物を見つけると尾羽で急ブレーキをかけ、浅いV字型に保っていたつばさを上げて垂直に舞いおりる姿は実に機敏です。獲物は野鳥やネズミ、カエルなどですが、つかまえた獲物はその場で食べず、お気に入りの場所(調理場)へ運んでからゆっくりと食べます。
国内に生息するタカの仲間のほとんどは生息環境の破壊などで、危機的な状況におかれていますが、チュウヒも生息数が非常に少ないため環境省が作成した「レッドデータブック」では絶滅危惧種2類に指定され、生息環境である湿地の保全など早急な保護策が望まれています。
飛翔、急降下、そしてトビと戦う。カッコいい!。干拓地内
飛翔。2羽。湖北大橋付近
飛翔。V字がよくわかる。 湖北大橋付近
夕空をバックに飛翔。ただしたった3秒。湖南大橋付近
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キジ
コーーーと鳴きます。バタバタとドラミングすることもあります。日本列島の特産種で日本の国鳥です。
本州から九州までの各地に留鳥として、平地や山地の草原、農耕地、雑木林、低木林、河原の草原に生息し、比較的人間の活動の多い場所に生息します。
3月ごろから、オスはケーン、ケーンと大きな鳴き声で自分を宣伝し、なわばりを形成します。なわばり争いにはケヅメを使ってけり合います。メスはなわばりをつくらず、単独か2〜4羽の小群でえさをとりながら、複数のオスのなわばりを訪問します。
ケンケン鳴くオス えさを探すオス
保護色のメス 歩くメス。 いずれも干拓地内
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キジバト
デェデェーポッポーと鳴きます。地上に下りて歩きながら、落ちている種子、果実などをついばんで食べます。豆類やむかごなどを好み、豆畑やナガイモ畑によく下りて、しばしば豆畑に被害をおよぼします。低木の小果実もよく食べ、枝の上でゆっくりと近づき、くびをのばして、ときには逆さになったりして、くちばしでくわえてむしりとり丸のみにします。主として植物食ですが、昆虫やミミズなどの動物質も食べます。
エサを探して歩く。干拓地内
鳴いています。干拓地内
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ムクドリ
体長24cmで大きさの基準になる野鳥の一つです。全体に黒褐色で、くちばしと足がだいだい色、腰と尾の先は白です。顔の白い部分は個体差が大きく、オスの成鳥ではくっきり白いけれど若鳥ではぼんやりしています。
人里近くにすむ鳥で、水田、畑、果樹園など人の手が入っている環境に多く、乾燥している場所を好む傾向があります。地上を歩きながら、草の根のあたりやかれ草の間から昆虫を探してえさにしたり、木の実も好んで食べます。
ジャージャー、ギュルギュルなど色々な声を出し、春先には複雑な声でさえずります。冬は数千羽でねぐらを形成します。
エサを食べる。湖南大橋近くの休耕田
みんなで水浴び。湖南大橋近くの休耕田
出たり入ったり。干拓地内。牛舎の屋根
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ツバメ
チュビ、ツピィと鳴きます。種子島以北の日本全土に夏鳥として渡来し、山間の村落、町、市街に多く、田畑、草原、庭園、公園、海岸、河川など、営巣地付近のあらゆる環境を飛びながらえさをとります。一時期、農薬使用の影響で農村で数が少なくなりましたが、だんだん回復しています。
夏の日がくれる時刻には、干拓地のアシ原のねぐらには3万羽を越えるツバメが集まってきて空をおおいつくします。
冬はフィリピンで越冬することが確認されています。
ナイトスコープ使用。白黒。いずれも日没後の干拓地
うじゃうじゃ飛んでいます。
セイタカアワダチソウに留まる様子がわかります。
空もすごいです。
電線に留まる1羽。津幡町潟端
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コチドリ
全長16センチ。スズメより少し大きく、目の周りの黄色い太い輪(アイリング)が目立ちます。ピオ ピオ、ピューピィーと鳴きます。水辺に多く、砂泥地や小石の多い場所を好みます。
砂地を急速に走って急停止し、思いがけない方向にくちばしをつき出して虫をとり、走る方向を急に変えて進むので、ジグザグに進むように見えます。ぬれたどろの表面を片足でたたいて虫を追い出して食べることもあります。
植物がまばらで裸出土の多い荒れ地などで見られ、植物がしげりすぎると見られなくなります。
危険がせまると擬傷行動をします。
エサを探しながら歩く。近くの休耕田
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ヒバリ
ビルッとかビュルッとか鳴きます。飛びながら、複雑に良く通る声で鳴きます。地上を歩きながらえさをあさり、草の実や昆虫をついばみます。非繁殖期には河原の土手など、かわいた場所で草の実を食ペます。ヒーイチブヒーイチブ
リトルリトル(日一分日一分利取る利取る)というふうな聞きなしがあります。
激しく羽ばたきながら飛ぶ。鳴き声。干拓地内
エサを探す。ミミズ見っけ! 干拓地内
捨てられた大根の上で鳴いています。 干拓地内
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ツグミ
10月ごろ、シベリアから大群で渡ってくる冬鳥の代表です。日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって、地面を歩きながら落ち葉の下などのミミズや昆虫を捕ることが多くなります。胸を張って木の枝にとまり、地面におりて枯葉の下のムシをさがします。両足そろえてはね歩いては胸を反らして立ち止まり、またはね歩いては立ち止まりをくり返す姿はほほましいものを感じます。3月なかばごろになると再び群れて北へ帰ります。
ぴょこぴょこ跳ねて立ち止まる。画像暗い。干拓地内
田んぼでえさをついばむ。津幡町潟端。4月
走って跳ねて止まる。津幡町潟端の田んぼ。4月
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イソヒヨドリ
ヒヨドリと言ってもツグミの仲間です。海岸の断崖の岩角にとまって、よくとおる声でさえずる赤と青の鳥。
オスは上面の頭から腰とのどが暗い青色で、腹は暗赤褐色。メスは上面は黒褐色、下面はやや明るい褐色で細かいうろこ模様があるが、遠くから見ると模様のない褐色の鳥に見えます。
留鳥としてほぼ全国に分布し、岩場のある海岸に生息しますが、近年は市街地の建物などで繁殖する例も増えています。
家のすぐ近くの田んぼにいました。
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ドバト
人工建造物の屋根裏などの、安全な場所に巣をつくります。日本ではほぼ全国に分布します。ユーラシア大陸に分布するカワラバトから家禽(かきん=家で飼い、肉や卵を取るために飼う鳥)としてつくられたもの。最近では、ハヤブサ、オオタカなどに食べられるケースが目立っています。
群れています。酪農団地。牛舎の屋根
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スズメ
チュッ チュッ、チュンチュンと鳴きます。チリッチョン チリッチョンなどとさえずったりします。
繁殖期は2〜9月で、年に数回繁殖します。番(つがい)の形成は3〜4月頃。オスは巣の周りを守り、近くでメスを呼びます。メスが来ると追ったりして、ディスプレイをし、そこへオスたちが集まり、グループディスプレイになります。
巣づくりは共同で行い、人家の屋根やかべのすき間、木の穴などでわらくずで直径10cmほどのものをつくります。産卵数は4〜8個で1日1卵ずつ産卵します。卵は交互にだき、約13日で巣立ちます。巣立ち率は50%くらいです。
大群です。鳴き声やかましい。冬の休耕田
ちょっとアップ。鳴き声もっとやかましい。冬の休耕田
一羽だけ。干拓地内
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カワラヒワ
スズメ大の全身暗いオリーブ色の鳥で、黄色い翼が目立ちます。いろんなところで見られ、市街地の庭木や街路樹にもよくきます。川原や水田などでえさを探し、草にとまったり地上をはね歩いたりして草の実を食べます。
ひまわりのような固い実を割って食べるのも得意です。繁殖期にはビュイーンという声を出し、キリッキリックルクルなどと軽快にさえずります。
ひまわり村にて、かれたひまわりの種を食べる。
干拓地内。ひまわり村にて。
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オオヨシキリ
緑の葉が伸び出した初夏のアシ原で、ギョギョシ、ギョギョシ、ゲジゲジゲジとやかましい声でさえずる小鳥。スズメよりふた回りほど大きいです。
夏鳥として九州以北に渡来し、川原、池沼、湿地、休耕田などのアシ原で繁殖します。一晩中さえずり続けることもあるそうです。
木の先端でいっしょうけんめいさえずっています。干拓地内
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ホオジロ
ほおとのどが白いのが特徴です。胸は茶色で、メスはオスに比べて色がにぶく、顔は褐色と白い模様です。
木や電線など高い所にとまって、胸を反らせた姿勢で天に向かってさえずります。「一筆啓上つかまつり候」という聞きなしが有名です。
集落、農耕地、牧草地などの周辺のやぶ、いろいろなタイプの樹林の林縁などで広く見られ、主に地上で草の種子や昆虫などを食べます。小さな群れで行動します。
柳橋川河口で見ました。
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ジョウビタキ
ピクンピクンと尾を振る赤っぽい小鳥。スズメ大の小型ツグミ類で、オスの頭は白っぽい灰色、顔とのどは黒く、下面は橙色で翼にある白い紋が目立ちます。メスは全体に淡い茶色で下腹から尾が橙色、翼に白斑があります。
(左の写真はメス)
冬鳥として全国に渡来し、林の縁や農耕地に生息し、市街地でも見られます。オスもメスも1羽1羽が縄張りをもって生活します。ヒッヒッと澄んだ声がクワッと聞かれる声を出します。
柳橋川河口で見ました。メスです。
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シジュウカラ
街路樹の枝先にとまってツピーツピーと明るい声でさえずる小鳥です。全体に白と黒に見えるスズメ大のカラ類で、白いほおと胸から腹に続くネクタイのような黒い帯に特徴があります。背は黄緑色を帯び、翼には1本の白い帯があります。
留鳥としてほぼ全国に分布し、平地から山地までの明るい広葉樹林に生息します。地鳴きは変化に富んでいますが、ジュクジュクという声に特徴があります。
偶然カメラの前で木に留まりました。潟ぶちの木
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モズ
秋が近づくとこずえや電線にとまってキイキイキイ・・・とするどい声で高鳴きをする鳥です。太く黒い眼線と淡色の眉斑があり、頭部は赤褐色で、背中は青灰色、下面はわきが橙褐色で中央は色が淡い。
北海道から九州に分布し、北方のものは冬は南方に移動します。冬には雄雌とも1羽ずつ縄張りをもって生活し、とらえた小動物の一部を枝などに刺して「はやにえ」を行います。
木にとまる。干拓地内12月
木にとまる。盛んに尾をふる。干拓地内12月
木にとまる。鳴き声はヨシキリ。野鳥観察舎5月
木にとまる。鳴き声。野鳥観察舎5月
木にとまる。2羽。野鳥観察舎5月
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ハシブトガラス
ハシボソガラスより少し大きく、全身が黒く、羽には緑や青のかすかな光沢があります。ハシボソガラスとは、くちばしが太く、額からくちばしにかけてはっきりした段があることで区別できます。鳴き声は、カーカー。
留鳥として全国に分布し、平地から山地の森林に生息するほか、市街地に多く見られ、農耕地周辺に多いハシボソガラスとのすみわけが見られます。他の鳥の巣をおそうので、カラスが増えると小鳥類がおびやかされます。
河北潟周辺では人間の出すゴミなどをエサにして、個体数がものすごく増えてきています。
木に留まって鳴いています。 食肉センター裏
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ハシボソガラス
体長約50cmで野鳥の大きさの基準になる鳥の一つです。全身が黒く、羽には緑や青のかすかな光沢があります。くちばしは細めで、額からくちばしにかけて段がないことでハシブトガラスと区別できます。ガーガーと激しく鳴いて縄張りを主張するときに頭を上下させ、尾を上下させる点でもハシブトガラスとは区別できます。
留鳥として九州から北海道に分布し、農村集落を中心に生息します。
松ぼっくりを食べる。干拓地内
何かほじくっている。干拓地内
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コクマルガラス
体全長約33cmで、九州を中心にした西日本に冬鳥としてやってきます。数は多くありません。ハトほどの大きさで、くちばしは小さめ。体に白色部分のある淡色型と全身黒色の暗色型とがいます。淡色型はえりと腹が白く、これらはつながっています。写真は淡色型。
畑や水田といった開けた環境にすみ、ミヤマガラスの群れにまじって見られることが多いです。。
キャーキャーやカシャカシャと鳴きます。
木に留まる。白いベストを着たみたい。干拓地内
木に留まる。白色型と黒色型。 干拓地内
木に留まる。鳴き声が聞ける。 干拓地内
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ミヤマガラス
体全体が黒。くちばしは細く根元の部分は皮膚が露出しています。日本に冬鳥としてやってきます。
声はガー、ガーと濁ってハシボソガラスに似ていますが、ややか細い感じがします。群性が強く大きな群れになると数百羽にもなるようです。
電線に留まる。 干拓地内
電線に留まる。キョロキョロ。 干拓地内
電線に留まる。ガーガー。 干拓地内
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オナガ
体はムクドリ大ですが、それより長い尾をもちます。全体が灰色に見え、頭上は黒く、つばさと尾には青みがあり尾の先は白いです。留鳥として中部地方より東の本州に分布します。
人里近くに生息し、屋敷林や公園の立木で繁殖します。主に小群で行動し、繁殖期には数つがいが近くに巣を作って、外敵に対して集団で防衛します。
電柱のてっぺんに留まる。鳴き声。干拓地内
群れています。干拓地内
地上に降りてます。かなりアップで撮れました。干拓地内
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