水辺でよく見られる鳥



カルガモ

日本では唯一、オスに美しい羽がなくメスと同じ地味な暗褐色で、黒いくちばしの黄色の部分がわずかに目立ちます。
オスは遠慮がちにグェッグェッと鳴き、メスは大きな声でグワーグワーと鳴きます。
繁殖期には平野部に生息し、草むらに巣をつくります。ひなが巣立つと川や池に誘導してそこで生活します。秋から冬にかけては池沼や湖で大きな群れを作り、海上に出ることもあります。

つがいで歩いています。湖南大橋付近
羽根づくろい。画像が暗い。柳橋川
エサをあさる。画像が暗い。柳橋川
川に浮かぶ。鳴き声。画像が暗い。柳橋川
きれいな青い羽がよく見えます。中央排水路

コガモ
 冬、日本の水辺にやってくるカモ類ではいちばん小さいカモ。小さいからコガモ。ピリピリッと鳴きます。
オスは頭部が赤褐色で、目の後ろがはば広く緑色をしています。腰の両側は三角形に黄色いのが特徴。メスは全体褐色です。
湖沼、河川、池、海岸などに群れでいることが多く、都市部の小さな川や公園の池でも見られます。地上や、逆立ちして水面下のエサ(植物性)を取りますが、ふだんは潜水はしません。ほかのカモがそうであるように、日本へやってくるときはメスと同じ色で、やがてオスは美しい姿にかわり、メスへの求愛を始めます。
足で顔をかく。干拓地内の排水路
泳ぐオス、メスが羽根をバタバタ。干拓地内の排水路
顔を洗っているみたい。干拓地内の排水路 


ハシビロガモ


くちばしが非常に大きく、しかも先端が広がっていて、コミカルな顔立ちのカモ。くちばしを水中に入れてくるくるまわり、水中に浮かんでいる昆虫、草の実、植物の断片などをすくいとって食べます。オスの羽はカラフルできれい。純白の胸が目立ちます。メスは褐色で地味。ほとんど鳴きません。冬鳥として渡来します。


顔をかいてのびる。くちばしがよくわかる。西部承水路
エサをすくいとる様子。オスメス。津幡川
模様がよくわかる。オスとメス。津幡川



ヒドリガモ


オスメスともに灰色のくちばしは短く、首も短いずんぐりとした体型の中型の淡水ガモです。頭が赤っぽく、オスは頭上がクリーム色で、顔から胸は赤褐色、体は灰色で細かい模様があります。尾は黒く、飛ぶと羽の白い部分が目立ちます。
メスはこい褐色で腹が白い。
冬鳥として渡来し、湖、池、内湾などで越冬します。湿地を歩きながら草をむしるように食べたり、泳ぎながら水草などをえさを食べます。オスはピューと鳴きます。

湖上に浮かぶ。ピンヨーと鳴く。 競馬場裏


オカヨシガモ


オスでも地味な羽色の中型のカモ類。オスは全体に灰黒色で頭部は黒っぽく、くちばしも黒い。胸から腹には細かい模様があり、下尾筒は黒い。飛ぶと次列風切の白色部が目立ちます。メスは全体に褐色で、側面がオレンジ色でマガモのメスに似たくちばしをしている。多くは冬鳥として渡来し、湖や川で他のカモ類とともに越冬します。

オスとメス、川に浮かんでいます。津幡川


オナガガモ
 

体はカルガモより小さいけれど、首が長めで、名前の通り、オスの尾羽がやけに長く、とがっているのが特徴です。
オスは頭部が濃い褐色で顔の後ろから胸にかけて特徴的な形の白い部分があり、体は灰色です。尾の先は黒です。
メスは褐色で他のカモ類より首が長いことで区別できます。くちばしはオスとエクリプスでは側面がはっきりと鉛色で、雌はやや灰色を帯びます。
長い首を使い逆立ちをしてエサをとります。
冬鳥として渡来し、湖、池などで越冬します。河北潟では大野川近辺でよく見られます。

オス、川に浮かんでいます。 大野川
メスとオス。 大野川


トモエガモ


コガモよりやや大きく、雄の顔には緑色と黄色と黒の、白く縁どられた特徴的なもようがあります。胸は紫褐色を帯び、白い縦線が目立ちます。腰にも白い縦線があり下尾筒は黒い。
冬鳥として渡来し、石川県などでは大群が見られるときがあるが他の地方では少ないそうです。
池や湖に生息しコガモなどとともに見られます。岸を歩きながら草の実などを食べ、安全な夜間に水田などに飛来して採餌することがあります。

コガモとまちがえそうになります。 金沢市湊 野鳥観察舎
ならんで泳いでいます。羽繕い。 金沢市湊 野鳥観察舎


スズガモ


ガンカモ科の鳥。全長約45センチの中形の海ガモです。オスの頭部・くびは緑色光沢を帯びた黒色、背面は白地に虫喰い状の黒い斑紋(はんもん)があり、尾は黒色です。キンクロハジロとよく似ていますが、キンクロハジロは背中まで真っ黒なので見分けられます。メスはオスの黒色部が褐色で、くちばしの基部に幅広い白色帯があり、俗に「はなじろはじろ」といいます。シベリア東部・サハリンなどで繁殖し、日本には10月ごろ海岸や河口に渡来します。貝・海草などを食べます。


ホシハジロといました。水路を泳ぐ。干拓地内の排水路
水路を泳ぐ。干拓地内の排水路


ホシハジロ


全国の湖沼などで見られる。褐色、白色、黒色の海ガモです。海にはあまり出ず、水生植物の根、芽など植物質を主にとります。海ガモ類ですが、キンクロハジロと同様に淡水の湖沼に生息します。全長45センチ。赤い目をしています。オスは頭が赤茶色で、胸は黒く、背中は白っぽい灰色です。水にもぐって、おもに水草などを食べるほか、小魚や水生昆虫などもつかまえて食べます。

スズガモといっしょにいました。干拓地内の排水路



キンクロハジロ


池の水面に並んで浮かぶ白と黒のすっきりした色合いの小型の海ガモ類。コガモよりやや大きく、オスは頭部から胸、背中、上下尾筒が黒く、なまり色で先が黒いくちばし、金色の目、垂れ下がる長い冠羽が特徴です。メスは腹の下面を除いて全身濃褐色で、短い冠羽があり、目は金色。オスメスとも飛ぶと白い翼帯が目立ちます。冬鳥として渡来し、湖や池で越冬します。潜水して、貝、魚などの動物や水草をたべます。


オスです。干拓地内の排水路
メスです。色のちがいがよくわかります。干拓地内の排水路
ホシハジロ、コガモといっしょにいました。干拓地内の排水路


マガモ


オスは青首ともよばれ光沢のある緑色の頭と白い首輪をへだてた赤っぽい胸が特徴です。カルガモとほぼ同大で、オスは黄色いくちばし、緑色の頭部、首の白いリングと褐色の胸、先がカールした黒い尾羽などが特徴です。メスは全体に褐色の地味な羽色で、周囲がだいだい色のくちばし、白っぽい尾が特徴。北海道と本州の山地では繁殖するが、多くは冬鳥として渡来し、全国で越冬します。アヒルの原種です。近年、野性化したアヒルや、アヒルとカルガモの雑種が各地で観察されているそうです。

湖上に浮かぶ。画像が暗い。才田大橋付近
湖上に浮かぶ。画像が暗い。才田大橋付近
たたずんでいます。干拓地内 幹線排水路
歩いて水に入ります。干拓地内 幹線排水路


オオバン


バンよりも二回り大きく、ほぼ全身黒く、額とクチバシが白く、目は赤です。
単独、数十、数百の数で行動します。泳ぎは素早いです。クイナの仲間ではいちばん大きく、太っています。黒いからだに白いおでこ、というモノトーンのしゃれた配色です。
九州と本州以北で繁殖しますが、本州中部以北に多くみられます。池や湖沼、広い川に生息し、泳ぎながら水草をついばんだり、水にもぐって水生昆虫をとらえたりします。バンよりもはるかに水上での生活が多く、ひれ状にはばの広くなった指は泳ぐのに都合がよいようにできています。
河北潟で繁殖が確認され夏でも見かけることができます。また以前より多く確認されるようになってきました。
泳いでます。西部承水路
陸に上がって、えさを探しています。津幡川
歩いています。足がデカい!津幡川



バン


 黒い毛糸玉のようなひなを連れて水辺の草むらから顔を出す黒と白の鳥です。キジバト大で、ほぼ全身が黒く、赤い額とくちばし、白い羽のあるわきと尾羽、黄緑色の足が目立ちます。
全国で広く繁殖し、関東地方以西では冬も残る個体が多い。平地の岸に草がしげった川、水田、湿地などに生息し、しばしば水面を泳ぎます。クルルッなどと鳴きます。

顔を足でかいて、のび。足の様子がよくわかる。西部承水路
バンの子ども。真っ黒です。走ってかくれます。干拓地内
草をパクパク食べています。金沢市大場町5月
さかんに水浴び、羽づくろい。金沢市大場町5月
若い鳥です。くちばしは赤くありません。干拓地内9月


マガン


「へ」の字になり鍵になり編隊を組んで飛ぶ大型の水鳥です。
全身灰褐色でくちばしはピンク、成鳥では顔の接した部分が白い。
足はだいだい色です。開けた田圃で稲穂や草の実を食べ群れで行動します。
常に何羽かの見張り役がいて警戒する鳥です。

見張り役かな。 津幡町舟橋地内
食べ物を探しています。 津幡町舟橋地内
群れで飛んでいます。 津幡町舟橋地内
飛翔。編隊がかっこいい 宇ノ気町内日角地内
飛翔。着地します。 宇ノ気町内日角地内



カワウ


全身ほぼ黒い水鳥です。大きな池や湖沼の木に集団で繁殖します。
早春から子育てをします。もぐって魚をとる習性があります。 
最近は各地で羽数が増え観察しやすくなりました。
ペリカンの仲間の鳥です。

羽根をバタバタ。大野川
羽根をバタバタ。ブルブルッ。大野川
泳いでいます。けっこう速い。中央排水路


ユリカモメ


全長40センチ。小型のカモメ類で、冬鳥として渡来し、おもに本州以南で越冬します。
冬羽はほぼ白色で、くちばしと足が赤く、夏羽は顔と頭部のほかに、くちばしと足が黒みを帯びます。日本を去る4月中旬頃には、頭が黒い頭巾をかぶったようになります。
カモメ類ではいちばん内陸にまで飛来する鳥で、海岸から数10キロも入った川岸の街や牧草地でエサをあさったりしています。また何でも食べるたくましさを持っています。
名前は、入江(いりえ)のカモメ―イリエカモメがユリカモメに転じたもの、百合を当て字にしたもの、という説があります。昔「みやこどり」と詠まれた鳥で、今は「東京都の鳥」に指定されています。 
水に浮かぶ。冬羽根。津幡川
渡りの途中。夏羽根に変わる。湖北大橋付近の水田 
代かき中の水田でエサをとる。夏羽根。湖北大橋付近の水田

ミコアイサ


警戒心が強く、人が近づくと遠くへ逃げます。全長42センチ。オスは白い体に目先や後頭部などに黒い模様が目立ちます。白い顔に目先が丸く黒いところからパンダガモの異名も付けられています。メスは全体に茶色で、首が白色です。もぐって魚などをとることが得意です。

もぐる、出る、もぐる。オス。宇ノ気川河口
あたりを見回す。オス。宇ノ気川河口
羽づくろい。羽をバタバタ。メス。西部承水路

カワアイサ


カルガモと同大くらいの大型のアイサ類。オスの頭部は緑色の光沢のある黒で、冠羽はなく、目は褐色でくちばしは赤い。胸と下面は白く、翼のパターンはウミアイサに似ています。メスは頭部が赤褐色で、白い胸との境界がくっきりとしています。くちばしはウ類に似た細い形で先端はカギ形に曲がっています。北海道で少数が繁殖し、多くは冬鳥として渡来し、湖や大きな川で越冬します。潜水して主に魚を捕らえて食べます。

 きちんと整列して泳いでいます。西部承水路
 羽をバタバタ、お尻をブルルッ。西部承水路


カイツブリ


留鳥です。全長26センチ。小型の水鳥で、全身茶色。首と尾が短く、丸みのある体系です。夏羽は首すじが濃い赤茶色です。冬羽は白っぽい感じになります。「キリッキリッキリッ、キリリリ」とさえずり、飛び立つときには「ケレケレ」警戒しているときは「ピッピッ」と鳴きます。
潜水して小魚や川エビなどをつかまえて食べ、危険を感じたときももぐって遠くへのがれます。

  泳いでもぐる。冬羽根。宇ノ気川河口

 

カンムリカイツブリ


大型のカイツブリの仲間。カイツブリより大きくて特に首が長く、夏羽では首は白く顔のうしろに赤い飾り羽があります。冬羽では目の上まで白く、首の前面もはっきり白い。くちばしは長くとがって肌色をしています。おもに冬鳥として渡来し、湖や大きな川に生息します。水にもぐって魚などをとることが得意です。近年河北潟で繁殖が確認され夏でも見かけることができます。

 湖上を泳ぐ冬羽。才田大橋付近

 夏羽。9月。森下川河口


アマサギ

全長50センチ。コサギに似ていますが、少し小さく、くちばしもやや短くて黄色です。冬羽は全身白く、夏羽は頭から胸にかけてオレンジ色に変わります。水田や草の中でバッタやカエルなどをつかまえて食べます。河北潟周辺では夏によく見られ、秋になると南の方へわたっていきます。
 
稲刈りの終わった田んぼで。湖南大橋近くの水田
なぜか牛と。コサギもいます。干拓地酪農団地 
5月、田んぼで。つがいでしょう。金沢市利屋町
9月、白い個体です。足がでかい。津幡町潟端
9月、群れでいます。白い個体も混じっています。津幡町潟端

ダイザギ


白いサギのなかでは一番大きく、へびのように長い首を持っています。水田・池などで、一年中みることができます、くちばしの色は冬は黄色、夏は黒で目との間が緑色になります。ただ同じ個体で色が変わるのではなく、ちがう個体が季節によって移動しているようです。
コサギとは形がよくにていますが、大きさが全くちがって大きいです。また足全体が黒いことも特徴です。ちなみにコサギのくちばしの色は黒で、足の指は黄色。
 

飛びます。浄化センター近くの水田
歩いています。才田大橋近く
おっとっとー、ゆれるーっ!他の木にしよう。才田大橋近く
ここなら安心。才田大橋近く

チュウザギ


チュウサギはダイサギとコサギの中間くらいの大きさです。。ダイサギに比べてくちばしが短く、くちばしの色は冬は黄色で先端だけ黒、夏は黒で目との間が黄色です。冬羽ではアマサギに似ていますが、首が長いことと頭部に黄色味がないことで区別できます。
おもに夏鳥として本州から九州に渡来し、平地のサギ山で繁殖します。湿地の草の間でカエルや昆虫をつかまえ、川で魚をとることはあまりありません。

くちばしの緑色がわかります。 津幡町南中条の水田
そーっと近づきパクッ。 津幡町南中条の水田
何かを見つけてパクッ。 津幡町南中条の水田

 


コサギ


サギ類の中では最も一般的に見られる鳥で、田んぼにも多く、また川でもよく見られます。全長61センチ。黒いくちばしは一年中変わらず、足も黒く、指だけが黄色くイエロースリッパと呼ばれています。水の中に入って魚などをつかまえて食べます。片足を水の中でふるわせ、虫などが出てきたところを捕まえて食べるドジョウすくいのような行動をすることがあります。
黄色のスリッパがよくわかる。湖南大橋近くの水田
ザリガニ、つかまえたっ。金沢市利屋町
足で水の中をふるわせています。金沢市利屋町
クシャミ?ついでにふんも。金沢市利屋町
ドジョウかな?食べにくそう。金沢市利屋町
何か見つけた。金沢市利屋町



アオサギ


  アオサギは頭の後に黒いかざり羽のある灰色をしたサギで、日本に生息するサギの仲間では最も大きく、体はトビくらいの大きさですが、足と首が長いため実際よりも大きく見えます。
ツルによく似ていますが、ツルに比べて体が小さいことや、ツルの仲間は首をのばして飛ぶのに対し、サギの仲間は長い首をS字にちぢめて飛ぶのでかんたんに区別できます。
アオサギの食べ物は魚やカエルなどで、狩りはとても上手です。水の中をゆっくり歩いたり、待ちぶせして魚やカエルをするどいくちばしでつきさしたり、くわえたりしてつかまえます。
つかまえた魚やカエルはそのまま頭から飲み込むことがほとんどですが、長いくちばしを器用に使って水で洗ったり、石などに打ちつけて殺して食べることもあります。河北潟ではハタネズミをよく捕まえて食べています。
じっとしていて飛びます。干拓地内の排水路


ゴイサギ


  夜行性で、昼間は木にとまって眠っています。夕暮れの空をグワッ、と鳴きながら飛んでいくサギ類です。
成鳥は頭上と背中が黒っぽく繁殖期には2本の冠羽がでます。
このサギがなぜゴイ(五位)サギになったかの由来は、平家物語の中にあります。
ときの天皇、醍醐(だいご)天皇が、池にいたこのトリを見つけ、捕えるように家来に命令しました。トリは、家来が近づいても逃げることなく、おとなしくつかまりました。天皇は、命令にさからわず神妙であると、ゴホウビに五位の位(くらい)を賜わり、それからサギは五位のサギ、ゴイサギになったというのです。


歩き回っています。 南森本町の田んぼ


ミサゴ


海辺に多い白っぽく見えるタカ。魚を捕って食べます。長い翼を張って川や海岸の上空に現れる大型のタカ類です。体はほぼトビと同大で翼はより長く、頭部は白っぽく褐色の過眼線があり、下面は白く胸の褐色のバンドが目立ちます。翼の下の面も白く見え、風切にはまだら模様があります。 全国の断崖のある海岸で局地的に繁殖し、秋冬には各地の海岸、湖、大きな川で見られます。停空飛翔から豪快に水中に飛び込み、魚を足でつかみとります。 1mも水につっこむこともあるそうです。
くいに留まって辺りをうかがっています。大野川
飛翔。翼の模様がわかる。宇ノ気川河口
飛翔。電柱に留まってまた飛翔。宇ノ気川河口


カワセミ

コバルト色の背中とオレンジ色の腹をした鮮やかな色の鳥です。キラッと光る青い色はたいへんきれいです。体色と長いくちばしが確認できれば他の鳥と見間違えることはありません。オスのくちばしは黒く、メスは下くちばしが赤です。
留鳥として全国に分布しますが、土手に穴を掘って巣を作るためコンクリートで固められた水路には住めません。川の中下流や池などに生息し、ダイビングで魚や水生昆虫を捕らえます。飛ぶときにチーという細い声を出します。

 飛んできて木の枝に留まる。西部承水路
 木の枝に留まってくるりと向きを変える。西部承水路
 なんとカワセミのツーショット!。西部承水路 

 


ハクセキレイ

全長21センチ。白い顔に黒い過眼線があります。オスの夏羽は頭から背中が黒く、胸に大きな前かけのような黒いまだらがあります。冬羽は背が灰色になります。
河川ではおもに下流域に生息し、街なかの畑や空き地でも見られます。チュチュッとすんだ声で鳴くことでセグロセキレイと区別できます。

 冬羽根。湖北大橋近くの水田
 夏羽根。コチドリと思っていた。鳴き声。干拓地内



セグロセキレイ


なんと!日本の特産種です。体は黒白の2色で、白いまゆが目立ちます。ハクセキレイとよく似ていますが違いは顔が黒いところ。近年、ハクセキレイに追われて分布をせばめているようです。内陸の水辺にいることが多く、冬には市街地にも現れます。水辺を歩きながら昆虫などの小動物をとらえて食べます。「ジュッジュッ、ジュッジュッ」とにごった声でさえずります。

水際を歩く。干拓地内の排水路
田んぼの中を歩く。金沢市北森本町